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妹は52歳

本、アニメ、ゲーム感想など。他に恋愛、婚活、ファッション雑談します(*゚▽゚*)

マッチポンプ売りの少女感想-あれ位の小説なら書けるかもしれない。あれ位のイケメンになるのは無理-

一般書籍

実際に起きた自作自演〔つまりマッチポンプな経済活動を元に、
ヘッテルとフェーテル兄妹が騙されて金をまき上げられるという童話の形を取った〔結末が教訓に結びつく〕ブラックな経済本です。
某小説大賞を受賞した元俳優、キムチ鍋といった身近なものから国破綻まで多様なテーマを扱っています。
経済の本なのに何故か主題歌まであるよ!

騙されタイプ的に、
・情報を鵜呑みにする→隣の国ブーム、女性ファッションの流行、有名人の小説大賞受賞、検索サイトの検索結果、寄付金で豪邸を買う外国人タレント、保険転換サービス
・上手い話に弱い→マンション購入
・情に流されやすい→寄付金で豪邸を買う外国人タレント、保険転換サービス
・正義感が強い→天下り、税理士の裏口入学
・産まれる国を間違える→国破綻
といった感じ。

欲しくて買った私が楽しめたのだから欲しくない人が買ったら何倍も楽しめそうです。
というのは、騙されやすい人ほど楽しめる本だから
「そんな裏の仕組み知らんかった、怖ぇえーー」って震え上がれる程面白いシリーズです。

少なくとも本書に興味持つ時点で「騙されているんじゃないか」と疑っているわけで、
そんな風に警戒している人はどちらかと言えば騙しにくいです。
私は学はありませんが性格がひねくれているので、本書ではエピソードの半分位は「それは騙される方がアホすぎるんちゃう?」と感情移入できませんでした。

テレビでドヤ顔していた円天の被害者の方々を見ればわかるように、騙される人は自分が騙される可能性を露にも思わないから騙される。
テレビでK-POPアイドルが頻出するからといって「K-POPって人気なんだ…」と鵜呑みにしてしまう素直でロマンチックなベイベーなら私よりよほど楽しめると思いますよ!

主人公兄妹は一般日本人と比較して著しく頭が悪いとは言えませんが、
〔当時水嶋ヒロのポプラ大賞受賞に対して周りの皆「イケメンなのに文才もあってすごーい」って言ってたよ〕
十分でない知識で首を突っ込み「騙されてるかも?」と疑う事を放棄するという典型的なカモです。

別に多少素直な良い子でも☆KAGEROU☆1冊買った位で人生終わったりしないでしょうが、
この兄妹の場合得する情報を求めて資産を大胆に突っ込んでしまう事が転落人生のきっかけとなります。
ただ、基本悪意がない。
それに人間は自分で下した決定を覆したがらない生き物だという事は心理学的にも証明されており、
「ちょっとわかるなぁ…」という気分になる結構共感できる主人公だったと思います。

前作「ヘッテルとフェーテル」の萌えキャラ、アホ・スギン・チャンの出番が無いのは残念でしたが全体的に、面白さは上がっていると思います。
単純に情報が新しいし、
詐欺事件がテーマの前作に対し、新作はグーグル、韓流、Cancan、マンション購入等該当者が多そうな事例を扱っているので感情移入しやすい。
でも性格がイケメンなアホ・スギン・チャン活躍する前作も捨てがたいんだよな〜。
マッチポンプの少女」が気に入ったら是非前作も!

マッチポンプ売りの少女 〜童話が教える本当に怖いお金のこと〜
価格:
あさ出版(2011-04-25)
売り上げランキング: 285

ちなみに私が一番印象に残っているエピソードは保険転換サービス「白々しい姫」
めくそ、別に韓国人で踊っているだから好きになるとか、エビちゃんが着ているからその服買うとかは特にないけど、
友人に頼まれたら疑う事放棄して聞くと思うんだ。

結局その人が警戒を解くのはどういう存在か?って話ですよね。
新密度か?社会的地位か?数の暴力か?自分か?
私はね…一番最初だね…。いくら疑い深くても無駄だなって思うよ!