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チョベリバ

本、アニメ、ゲーム感想など。他に恋愛、婚活、ファッション雑談します(*゚▽゚*)

まどか☆マギカとエヴァンゲリオン-父親がいらない時代-

【アニメ売上】とってもわかりやすいアニメディスク売上表
http://mori7812.blog54.fc2.com/blog-entry-1811.html

現時点でまだ7位のまどか☆マギカが1位なのはおかしいですね。
そもそもアニメの評判をDVD1巻の売上だけで順番付けするのは困難だと思います。
ただ、それでも初動でけいおん!マクロスF並みの売上げを出しているのだからかなり人気がある方と言っていいと思います。〔表自体は面白い〕
同ランクに置かれてる化物語って、私は西尾維新さんがあまり好きじゃないから観ていなかったけど一般的には観ている人が多い人気作だった気がするよ。

エヴァンゲリオンやゴールデンエッグはまた格上で、この表には載っていないようです。
TVシリーズと比べるのも何ですが、エヴァ劇場版破とか売上45万部とかだったらしいですからね。
まどかは、巷でエヴァ越え〜とか言われていますが、さすがに壁大きいのではないかと思います。
ゴールデンエッグも、アニメオタクの人以外の知名度高い作品だから現時点では所詮深夜アニメであるまどか、化物語では太刀打ちできないでしょう。
〔深夜アニメが格下とは思わないけど観る人は少ないよ〕

まどかとエヴァンゲリオンは「宇宙を変えられる強力な力を持つ大きなお母さんが少年少女を絶望から救う」というテーマが似ているからかよく比較されているようですが、
父親の描き方には時代を感じます。
シンジ君のお父さん碇ゲンドウに比べて、
まどかの父鹿目知久は存在感100分の1位に見えます。

その点母親は、まどかの鹿目洵子+まどか、エヴァの碇ユイ綾波レイ共に強大な存在として描かれています。
いや、まどか母はまどかが魔法少女全員の母〔子のフラストレーションを、躾けによって社会に適応する形にするのではなく慈愛の精神で許し包み込む〕
となる前の前座に過ぎませんが、
それでも父親よりもはるかにまどかに対して影響を与えています。

昔のアニメって母性は父性より力が弱くて、
例えば巨人の星で、お姉ちゃんは父親が息子を厳しく躾けて鍛えようとするのに心では反対のようですが実際には泣きながら見守るしかしていません。
〔妻と娘では立場違ってくるから何とも言えないけど…〕

父親を完全に無視しているアニメというと一応みつばちハッチなんかもありますが、
あれはミツバチの生殖方法的に父親が存在しないというだけみたいなんですよね。
手塚治虫先生は女性優位の作品が多いですが、先生は時代を何歩も行っているので参考にはならないかな。

今なんか、完全に母性優位じゃないですかね。
子供は厳しく威圧的にではなく、慈愛を持って育てましょうって風潮の方が大きいのではないかと思います。
美味しんぼさえ父子和解したらしいですからね…。

私の場合、母性優位の娯楽で真っ先に思いつくのはLamentoです。
あれは、一応愛はあるんだけど折檻とかされて厳しく躾けられて、しかも愛を感じられぬままご両親に死なれた息子が発達障害?になっちゃうんだよね。
それを女…役の恋人が全部受け入れてくれて、その上で本人も歩み寄る事で治る。
発達障害って薬より何より教育が最善の治療らしいですね。

Fateシリーズは一見父親優位に見えますが、聖杯戦争に疲れた切嗣さんは士郎さんに対して厳しく躾けてなんかいません。
本当に切嗣さんが父性に溢れた人間だったら、士郎の理想に「いいんじゃね?」って言わないと思うし…。

HUNTER×HUNTERもお父さんの方が印象的ですが、ゴン君は単に血縁関係上の父だからジンを追っているだけでジンさんは別にゴン君に対して影響を与えたりはしていません。
そもそも父性とか母性とか以前にネグレストだよね、あれ。

父親を憎むというエディプス・コンプレックスと言えば、
スターウォーズしかり、エヴァンゲリオンしかり必勝に近いモチーフだったと思います。
今もうオタクの人たちは厳しくされる事で社会性を身につけるというのが嫌になっているのでしょうね。
もう父親とか金さえ入れてくれれば、というかまどか父なんて主夫だしもう存在意義がほぼ0なんですよね…。

個人的には正直まどかがエヴァンゲリオンを抜く器だとはさすがに思えませんねー。
まどかは途中までは面白かったけど、オチはそれしか考えられないと思うけど、皆が幸せなラストな方が良いと思うけど、
でもやっぱり最終的に「希望が絶望を生む」というリアリティを、まどかの世界の中だけ解決させてしまったのは少し残念でした。
視聴者に対する、希望が叶わずに絶望してしまった時の対処法を示唆してはくれなかった。まぁ、視聴者は魔女になりませんが。
宗教の教典として見るなら良いと思いますが。

エヴァンゲリオンの最たるテーマはコミュニケーションですが、
「みんなと一つになって仲良くやるか」「拒絶される可能性も許容した上で自我を保つか」の問いにケリをつけています。
シンジ君は自分を創る代わりに他人も出来る事を受け入れていました。
制作者側としては分かり合えない他人がいたとしても個人として生きた方がいいだろう、と思っているのだと思います。
結局アスカに「気持ち悪い」って言われてしまうので、「やっぱりみんなと合体しておけば良かったのでは?」と思わせるラストが良いですね。
私がエヴァンゲリオンという作品を何年たっても覚えているのは、きっと後味の悪さ故です。

新劇場版Qまだー?